ホワイトアウトとは?猛吹雪により視界や方向感覚を奪われる現象
ホワイトアウトとは

 

ホワイトアウトについて皆さんはご存知でしょうか?

ホワイトアウトとは雪や雲により、

一面真っ白で視覚が奪われ方向感覚を消失する恐ろしい現象です。

日本では猛吹雪の時に見舞われる可能性が高いです。

 

今回はホワイトアウトとはについてや、

ホワイトアウトの対策について触れていきたいと思います。

目次

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ホワイトアウトとは

ホワイトアウトとは2

ホワイトアウトとは2

 

読者様
ホワイトアウトとは何?そんなに怖い現象なの?

 

ホワイトアウト現象はかなり怖い現象です。

この現象に遭遇したことで実際に命を落とす方もいます。

まずは論より証拠で実際のホワイトアウトの映像をご覧ください。


上の動画をご覧いただいた通り、

ホワイトアウトしたときはマジで何も見えなくなります。

これでは右も左も上も下も判別出来なくなります。

ではこの現象やホワイトアウトの怖さについて解説してきます。

 

ホワイトアウト現象

ホワイトアウトとは冒頭でもさらっと触れたように、

雪や雲などで視界が真っ白になり、視界が奪われる現象です。

主な原因は吹雪や地吹雪などによる雪によるものです。

ホワイトアウトとは
雪や雲によって視界が真っ白になる

ホワイトアウト現象はなぜ起こるのか?

ホワイトアウト現象が起こる場所は、

極地であったり冬の雪山や猛吹雪のときに多く発生します。

これらに共通していることは多くの雪が降っている事

そして多くの雪が積もっている事

 

これらの条件がホワイトアウトを引き起こします。

上は雲で真っ白、下は積もった雪で真っ白、前は猛吹雪で真っ白。

多くのホワイトアウトはこれが原因です。上の動画もこれと同じ。

 

雪が降っていない状況でも積もった雪の光の反射によって、

雲と地面が識別できなくなるホワイトアウトもありますが、

これはあたりがまっさらな雪山など発生する現象ですので、

市街地などでは発生しにくい現象でしょう。

ホワイトアウト

引用:Wikipedia,ホワイトアウト

参考までに上の画像は南極で撮影された、

雪が降っていない状況でのホワイトアウトです。

空と地面の境がわからんよね。

 

ホワイトアウトに遭遇したらどうなる?

ではそんな視界を奪うホワイトアウトに遭遇したらどうなるのか、

実際の事例を織り交ぜながら解説していきます。

 

前方が見えない

これは運転中や歩行中などで非常に危険です。

ホワイトアウトは10m先も見えない状況に陥ります。

そんな前方に何があるかもわからない状況で進もうとすれば事故に合う可能性がとても高いです。

実際にホワイトアウトによる自動車の玉突き事故が起きています。リンク貼っときます

 

方向がわからない

これも運転中や歩行中に合うと非常に危険な状況です。

一面真っ白になるので、自分が今どこに向かって進んでいるのかがわからなくなります。

言うならば、目を閉じた状態で進んでいるようなものです。

雪山や歩行中では致命的です。方向が分からず進み、体力を消耗して倒れてしまう。

猛吹雪では低体温症になる可能性が非常に高いです。

自然の猛威の前では悲しいですが、人間は非常に無力です。

 

地形がわからない

これはどちらかといえば、雪山で注意しなければいけません。

雪庇と言われる雪の塊を踏み抜いて落下、クレパスに落下など。

足元すら見えない状況で、地形がわからないことは非常に致命的です。

 

立ち往生する可能性がある

何も見えない状況では、動きたくても動けない状況が訪れます。

その場合、極寒の状況で立ち往生する事になってしまう可能性があります。

車の中であれば、いくらかの時間は凌げますが、歩行中であれば直ぐに体温が奪われ致命的です。

 

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ホワイトアウトの対策

ホワイトアウト 対策

ホワイトアウト 対策

 

ホワイトアウトが非常に危険な現象であることがわかったところで、

次は対策について触れていきます。

 

気象情報を必ず確認すべき

まず第一に外出する際は、気象情報を確認してください。

これは特に雪国の方は絶対すべき行動です。

気象庁から発表される、大雪警報や暴風雪警報が発表されたら、

外出は控えたほうがいいです。

ホワイトアウトが発生する条件が整っている状況で、

外出するのはぶっちゃけ危険です。

 

下記に気象庁の気象情報のリンクを貼っとくから確認してね。

防寒具とスコップや水などを積んでおく

暴風雪の時にどうしても外出しなければならない場合、

車の場合はホワイトアウトで立ち往生する可能性を想定して、

防寒具やスコップ、非常食などを積んでおく必要があります。

現在地がわかるGPSを用意しておくと尚いいです。(携帯でもOK

長時間に渡る場合は、家族や警察などに現在位置とともに連絡を入れるにしましょう。

 

もし可能であれば非常用電源と電気毛布を積んでおくと、

いざと言うときに非常に役立ちます。

なぜ役立つかは事項で説明します。

 

ハザードを焚いてその場に待機

そして外出した際にホワイトアウトに遭遇してしまったら、

焦らず、ハザードを焚いてその場に止まりましょう。

この場合、5分以上ホワイトアウトが晴れない場合は、

エンジンを切ることを推奨します。

ここが肝です。

 

一酸化炭素中毒の危険性

ホワイトアウトに遭遇したとき、

低体温になる事が一番怖いですが、それと同じくらいに、

一酸化炭素中毒になることも怖いです。

 

寒いのでエンジンをつけっぱなしで、その場に待機していると、

ものの数分で車は雪で覆われてしまいます。

通常は車の下部についているマフラーから排気ガスは排出されますが、

これが雪によって覆われてしまうと、車内に一酸化炭素が逆流してします。

これによって命を落とす方が多くいます。

 

まぁそんなこと言っても寒いから嫌だって方もいると思うので、

エンジンを付けたまんま待機する方法も書いておきます。

エンジンを消さない場合

前の項で車にスコップを積んでおきましょうと言ったのはここで使うためです。

何分かごとに、スコップでマフラーの周りを除雪してください。

排気ガスの逃げ道を常に作っておけば、車内に逆流することを防げます。

外に出るときにドアも開けるので、脱出路の確保も同時にできます。

猛吹雪の時は雪に覆われてドアが開かないなんてこともあるのです。

 

エンジンを切る場合

この場合は、事前に積んでおいた防寒具等で体温が低下するのを防ぎましょう。

窒息防止のため風下側の窓を1cm開けておくのも忘れずに。

ドアも定期的に開くかを確認して脱出路の確保をしましょう。

そしてここで生きてくるのが、非常用電源と電気毛布の組み合わせです。

低体温症を防ぐには暖を取るのが先決です。

非常用電源があれば、電気毛布によってリスクなく暖を取ることが可能なのです。

 


電気毛布はかさ張らないし、そんなに高くないから常備しておくのもありかと思います。

下の非常用電源であれば使えるので組み合わせて買っておくといいかも。

 

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ホワイトアウトとは まとめ

ホワイトアウトに会う確率は日本では少ないかもしれません。

東日本に住んでいる方が多いかな。

特に北海道などは頻繁に吹雪が発生するので、

ホワイトアウトには要注意です。

天候が荒れそうなときは外出は控えてね。

 

以上、防災をやってみたのこーちゃんでした。

ばいばいばーい

 

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