今回はちょっと聞きなれないテーマでいきます。
隕石の落下による衝撃波ってどんなもん?
結論から言うとロシアの隕石落下の場合は、甚大な被害がでています。
相当な被害だよね。
これは隕石の落下の際に発生するソニックブーム(衝撃波)によるものです。
被害は絶大で爆音と共に広範囲に衝撃波も撒き散らします。
今回は、隕石落下の衝撃がどの程度のものか、被害はどうなのか。
気になってしまったので紐解いて行きます。(好奇心旺盛なんです
目次
隕石とは
まずは地球に落ちてくる隕石ってなんなんだろう?ってところから
紐解いていきましょう。
そもそも隕石とは惑星間に浮遊する固形物質が、
大気を通過中に燃え尽きず惑星に落ちてきたもののことをいいます。
隕石の種類
そんで地球に落下する隕石は主に3種類。
鉄隕石 (iron meteorite) は、主に金属鉄(Fe-Ni合金)から成る隕石である。分化した天体の金属核に由来する。
石鉄隕石 (stony-iron meteorite) は、ほぼ等量のFe-Ni合金とケイ酸塩鉱物から成る隕石である。分化した天体のマントルに由来する。
石質隕石 (stone meteorite) は、主にケイ酸塩鉱物から成る隕石である。
引用:wikipedia,隕石,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%95%E7%9F%B3(参照 2018/12/1)
隕石って意外と種類少ないみたいなんだね。
しかも鉄を多く含んでるんだね。(だから高値で売れるんだな ゲス顔
基本的に小さい物体は大気圏での大気と断熱圧縮の影響により燃え尽きます。
流れ星なんかは大気での断熱圧縮により物体がプラズマ発光していて、
それを肉眼で捕らえているんだよね。(流れ星早すぎんだよ
流れ星については下記記事を見てみて。
では、これらの固形物質はなぜ惑星に引き寄せられるのでしょうか?
隕石落下の原因について
隕石が地球に落ちてくる原因はみなさんもご存知のとおり、
地球の重力が関係しております。
重力は惑星上で起こる現象で、物体を地球の中心に引き寄せる力です。
しかし、これは隕石が地球にかなり接近した場合に働く力です。
無重力状態の宇宙ではこの重力は働きません。
地球に引き寄せられる原因はもう一つあります。
それは地球の軌道と小天体(隕石)の軌道が重なりあう部分がポイントになってきます。
天体の軌道が重なったときに重力によって落ちてくる
地球は太陽の周りを公転してしますが、
小天体もまた公転しているわけです。
これらの天体の軌道が交わる部分で接近してしまうと、
小天体は地球の重力により引き寄せられて隕石として落下してくるってわけです。
要約すると、
砂場で磁石を地面につけて動かすイメージです。(わかりにくい
磁石近くの砂鉄は磁石に吸い付けられます。
遠い砂鉄は動きませんが、磁石がある程度近づくと磁石に吸い寄せられてくっつきます。
これと同じ事が起きてます。
隕石落下による衝撃について
さて、本題の隕石による衝撃についてになります。
まだ記憶に新しいロシアでの隕石落下の事件を覚えていますか?
この事件は全世界に衝撃をもたらしました。
2013年チェリャビンスク州の隕石落下
2013年チェリャビンスク州の隕石落下(2013ねんチェリャビンスクしゅうのいんせきらっか)は、ロシア連邦ウラル連邦管区のチェリャビンスク州付近で発生した隕石の落下という天文現象のことである
引用:wikipedia,2013年チェリャビンスク州の隕石落下
結構日本でも話題になってたよね。
落下のときの映像がニュースとかで取り上げられてたのを覚えてます。
この記事を書こうと思ったものこれについて掘り下げてみたいと思ったからなんだよね。
チェリャビンスク州の隕石落下被害
この隕石の落下による被害は、
隕石と確定された被害の中で最大の人的被害となってます。
爆発地点から40 kmから50 km離れたチェリャビンスク市内の全域では,
隕石の落下に伴う大爆発で生じた衝撃波によって,
約3300棟の窓ガラスが割れ,約1500人が怪我をするという天体衝突による大きな自然災害となった.
引用:日本惑星科学会誌 Vol. 22, No. 4, 2013,特集「チェリャビンスクイベントと天体衝突リスク」チェリャビンスク隕石の現地調査報告
3300棟のガラスが割れるってどれだけ広範囲に衝撃波が起きてんだよ。
今回は隕石が超高速で落下していたのと、空中で大爆発を起こしたことが原因により、
衝撃波(ソニックブーム)が発生しているんだね。
この隕石は驚くことに最大で秒速18.9km/sの速さで落下していたんだ。
身近な”マッハ”と言われる単位で表すなら大体マッハ56
ちなみにマッハ1は秒速340mなんですよ。
隕石どんだけ早いねんって話ですよ。
このソニックブームは音速を超えると発生すると言われているものなんだ。
その音速を56倍もの速さで落下してきてるもんだから絶大な衝撃波が起きるってことだね。
この衝撃波の凄さはこれだけではなく、
どうやら地球を二週するほどの衝撃波だったらしいんだ。
規格外すぎて笑える。
この衝撃波(ソニックブーム)の恐ろしさが、
ユーチューブに上がっているから是非見て欲しい。
正直、自分で体感したら心臓止まるんじゃないかと思う大爆発音だった。
実際は大爆発音と共に凄まじい衝撃波が襲ってくると考えると恐ろしすぎる。
下に映像と音声を貼っときます。
隕石の規模
じゃあこれだけ大規模な被害を出した隕石の大きさはどんなもんか。
分解直前の隕石の推定される大きさは発表した機関によって異なるが、直径は数mから15mと見られている[3][14][15]。
ロシア科学アカデミーの解析によれば、隕石の質量は10トン、
引用:wikipedia,2013年チェリャビンスク州の隕石落下
規模がエグい。
直径15mで10tのものが宇宙から落ちてくるってちょっと想像出来ん。
しかもこれ大気圏を通過してきた隕石だから大部分が燃え尽きているんだけど、
この大きさだからね。
こいつが空中で爆発して、最終的に落下した場所には570kgの隕石が埋まっていたみたいだね。
ということは、95%以上は爆発により散らばっていったってことだよね。
大体は燃え尽きてなくなってしまったみたいだけど。
隕石が空中爆発しなかったときの被害
これ怖いことに、爆発しないで地面に衝突した場合、
石の直径を10mと推定した日本スペースガード協会の高橋典嗣は、
もし空中で隕石が砕けずに地表に落下すれば、
直径100mのクレーターが生じ、周辺は壊滅的な被害になったと推定している[34]。
引用:wikipedia,2013年チェリャビンスク州の隕石落下
爆発しなかったらさらに最悪な状況になっていたんだね。
改めて規模の大きさに驚きます。
今回はたまたま隕石が空中爆発して水の中に落ちたから、
落下地点には被害がなかったみたいなんだよね。
隕石落下の衝撃まとめ
ロシアの隕石落下は人間に改めて
自然災害の絶対的強さを示した形になりましたね。
隕石の落下は防ぎようもないので、
日本に落ちてこないことを祈るしかないですね。(投げやり
マッハ56の速さとか想像すらできねぇや。
ソニックブームの音も実際聞いたら心臓止まるよね。
あー怖い怖い。
以上、防災をやったみたのこーちゃんでした。
ばいばいばーい