皆さんはパンデミックって言葉を聞いたことはありますか?
パンデミックとは感染症や伝染病の世界的大流行のことを言います。
人類の世界共通の脅威とも言われており、
一度流行すれば世界が混乱する可能性があります。
今回は、パンデミックとはについてや、
過去に起きたパンデミックについて触れていきたいと思います。
目次
パンデミックとは
上の茶番(笑)の通り、
パンデミックとはウイルスによる感染症や伝染病による、
人間から人間への病気の世界的大流行のことを言います。
病気の流行度合いによって3段階で表します。
よく映画とか巷でよく聞く単語でパンデミックが有名だよね。
パンデミックは3段階の中で最高レベルに値します。
流行具合が低い順に解説していきます。
エンデミック
特定の狭い地域内で流行る病であり、罹患している人は少ない。
これらは病気は周期的に発生しているものであり予測ができるものとされています。
風土病と言われる物もエンデミックに含まれる。
エピデミック
広い地域で急激に患者が増え、罹患者は急激に多くなる。
通常は感染者が居ない地域でも発症するなど、様々な場所に拡散していく。
エピデミックは突然発生するため予測が困難であるとされている。
このため、対応が遅れパンデミックへと拡大してしまう場合があります。
パンデミック
複数の地域や国でエピデミックが起きている状態。
患者数は爆発的に増え、何百万人レベルでの被害がある。
急速な感染拡大と、急激な発症で医療の手が回らない事態に直面する可能性が高いです。
また現代は空路・陸路・海路において、どの地域どの国とも繋がりやすく、
さらなる感染が爆発的に拡大する可能性すらあります。
パンデミックの恐れのある病気
では、パンデミックを引き起こしかねない病気は一体何があるのか、
これらは知っておきべき情報です。
世界保健機関(WHO)がパンデミックを警戒している病気は下記になります。
炭疽、鳥インフルエンザ、クリミア・コンゴ出血熱、デング熱、エボラ出血熱、ヘンドラウイルス感染症、肝炎、インフルエンザ、2009年のインフルエンザ(H1N1)、ラッサ熱、マールブルグ熱、髄膜炎症(en:Meningococcal disease)、ニパウイルス感染症、ペスト、リフトバレー熱、重症急性呼吸器症候群 (SARS)、天然痘、野兎病、黄熱病の19疾病である。
引用:Wikipedia,パンデミック
なんと19種類もありますが、
多すぎてすべては解説しきれないので、いくつかピックアップして解説します。
19種類の中で僕たちの身近で罹りやすいのが、インフルエンザだよね。
インフルエンザ
冬から春にかけて誰もが警戒しているインフルエンザ。
世界的に見ても年間500万人程も感染しているという驚きの感染力。
感染経路も飛沫感染と人から人への感染がしやすいのが特徴。
一口にインフルエンザといってもA型、B型、C型
鳥インフルエンザや豚インフルエンザ。
中には馬インフルエンザなんかもあり、
インフルエンザウイルスは絶えず変異を続けています。
今後、新型インフルエンザが生まれる可能性も0ではありません。
下記に記載しているスペインかぜも新型であるが故に大流行しました。
新型が生まれれば予防や対処方などが確立されていないので、
パンデミックに陥る可能性が大いにあります。
インフルエンザは身近ではありますが非常に厄介な曲者です。
エボラ出血熱
エボラ出血熱についても、
先日エボラ出血熱の疑いがある人が日本でも現れたのも記憶に新しいよね。
結果は陰性でホッとしたのを覚えています。
主にアフリカで流行しているエボラウイルスですが、
移動手段が確立した現代では、外国で感染して帰国・日本で発症といった
日本には居ないウイルスが運び込まれる最悪のケースも考えられます。
これはどんなウイルスにも当てはまります。
エボラ出血熱については下記記事で解説しているので見てください。
新型コロナウイルス
中国の武漢で2019年12月に発生した新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威をふるっています。
特徴は重症化すると呼吸困難や肺炎になるといった、ちょっと怖いウイルスです。
現時点(2020/3/1)で中国では感染者が約8万人、世界各国でも感染者が急増しています。
日本では約250人が感染しており、どこでも感染する可能性がある危機的状況です。
2020/3/12にWHOのテドロス事務局長より新型コロナウイルスはパンデミックの状態である。
と発表がありました。日本では爆発的な感染者の急増は起きていませんが、
イタリア、イラン、韓国などで急増していることから油断できない状況が続いています。
▽中国が8万793人、
▽イタリアが1万2462人、
▽イランが9000人、
▽韓国が7869人などとなっています。引用:NHK news web,中国 イタリア イラン 韓国の感染者数は 新型ウイルス
新型コロナウイルスについて詳しくは以下記事でまとめてます。
過去のパンデミック
それでは過去にどのようなパンデミックが起きていたのか気になるよね。
過去のパンデミックについて触れていきます。
14世紀 黒死病(ペスト菌)
14世紀に世界人口の3割を死亡させた恐ろしい病。(約1億人)
それが黒死病。感染すると皮膚が黒くなることから黒死病と言われている。
げっ歯類が感染源とされており、特にネズミが感染源と言われています。
現在も、アフリカやアメリカなどでペスト患者が報告されている。
これはマジで怖いよね。
日本では近年では感染者は報告されていないとされています。
でも、過去にバイオテロで使用された例とかもあるので、
感染する可能性が0ではない事だけは心得ておいてください。
スペインかぜ(インフルエンザ)
これは1918-1919年にかけて流行した、
インフルエンザによるパンデミックとされています。
感染者は推定5億人、死亡者は1億人とされています。
世界人口の3割を感染させるほどの流行をした恐ろしい病です。
これもえげつない。というか世界人口の3割って意味わからんよね。
このインフルエンザウイルスは新型とされており、
当時の人々は免疫がなかったことが、ここまでの大流行を引き起こした原因とされています。
インフルエンザで人は死んでしまう。
ここはキチンと理解しておくべきポイントです。
そしてあまりインフルエンザは舐めない方がいい。
今後のパンデミックの可能性について
余談ですが、衝撃的な発言をご紹介します。
マイクロソフトの創業者ビルゲイツが2017年に残した言葉です。
「疫病のパンデミックが自然発生型であれテロリストの手によるものであれ、高速で空中を浮遊する病原体が1年足らずで3000万人を殺す可能性があると専門家が指摘しています。そして次の10年から15年の間に世界がそのような疫病の大流行を経験することを裏付ける試算があります」(ビル・ゲイツ氏)
私たちはこのことを認識しておきべきだと思います。
今の日本は比較的平和ですが、いつ誰が何処で火蓋を落とすかわかりません。
恐ろしいですが、避けられない未来があることは覚悟しておくべきかもしれません。
いま、この瞬間にも悪巧みをするためにウイルスの開発が進めれている、
そんな可能性もなきにしもあらずなのです。
もちろんウイルスの突然変異なんてチート行為が横行しているので、
自然の力でパンデミックになる可能性もあります。
ウイルスはマジで怖い。
新型コロナウイルスの爆誕
2019年12月から突如中国の武漢にて、
新型のコロナウイルスによる新型肺炎が流行を始めました。
2ヶ月たった現在は中国の公式発表では感染者2000人以上、死者56人といった状況で、
世界各国で感染が広まりつつあります。
かなり深刻な状況で実際には既に10万人規模の感染者がいるとの情報があります。
もはやパンデミックになるのも時間の問題。
日本でも対策が急務ですが、日本は新型肺炎の危険性を甘く見ている状況。
対応が後手後手で既に新型コロナウイルスは日本へ上陸していると考えるべき深刻な状況なのです。
新型コロナウイルスの症状や特徴などは以下で詳しく解説しています。
パンデミックとは まとめ
流行病もいつ何処で起きるかわかりません。
地震などの災害と同じで事前に防ぐことは難しいです。
ですが、正しい知識を備えていることで、
様々な判断を早めることはできます。
その結果助かる事が出来るかもしれません。
情報は災害に対する唯一の武器なのです。
しっかり武器を持っておきましょうね。
丸腰で熊に勝てませんが、武器があって扱い方が分かれば勝てます。
「情報を知って使う」とはそんなイメージですです。
以上、防災やってみたのこーちゃんでした。
ばいばいばーい