最近、豪雨が頻繁に起こるからニュースで氾濫危険水位って言葉をよく聞くようになったよね。
これは川の水位が上がり、氾濫する恐れが高いときに発令されます。
今すぐ避難しなければならない危険な状況であると言うことです。
堤防の決壊による洪水は一瞬で辺りを飲み込みます。
今回は、氾濫危険水位についてや、
洪水被害に合わないためにはどうすれば良いのかについて触れていきたいと思います。
目次
氾濫危険水位とは
これは大げさではないのです。
河川が氾濫の一歩手前のときに発令されるのが氾濫危険水位なのです。
この氾濫危険水位が発令されたら速やかに避難しなければならない水位です。
上の画像を見てもらえるとわかりやすいんだけど、
まさに氾濫の一歩手前の状況なのです。
この氾濫危険水位が発令されたタイミングで市町村から避難勧告が発令されます。
まぁ一歩手前といいつつ、住民が避難する時間は考慮されているので、
今すぐ氾濫ってことにはなりませんが、危険な状況であることは間違いありません。
警戒レベルで言うところの警戒レベル4に相当します。
氾濫危険水位のほかに避難判断水位、氾濫注意水位があります。
基本的にこの水位情報は指定河川洪水予報とリンクしています。
指定河川洪水予報とは
この指定河川洪水予報は、気象庁が国土交通省や都道府県と連携して、
住民の避難行動の参考になるように、指定した河川の洪水の予報を行っているのです。
下の表にまとめるので参考にしてください。
基準水位観測所について
これら水位は基準水位観測所と言われる、
国や都道府県が管理する観測所にて、河川を観測しています。
河川に一定間隔であり、それぞれの観測所ごとに観測している箇所が異なっています。
イメージとしては下記のように受け持つ区間が決まっている感じです。
この区間内の一番低い堤防で水位の基準を取るため、
氾濫危険水位が発令されても、すべての箇所で危険が迫っている訳ではありません。
なので河川の近くに住んでいる人は、
どこが氾濫する可能性が高い場所かをあらかじめ調べて置く必要があります。
河川の洪水予報とは
では僕たちはどうやって河川の洪水情報を得ればいいか解説します。
まずは国土交通省の川の防災情報のサイトへ飛んでください。
※スマホの方は下記から飛んでください。
河川の水位の確認方法
ここからはPCで見たときの手順になります。
川の防災情報に飛んでみると、
トップページに飛びます。
その中の赤丸で囲った洪水予報の発表地域をクリックしてください。
日本地図か拡大されたページに飛ぶので、
自分の住んでいる地域をクリックしてください。
ここでは、氾濫注意水位以上だったらその地域が色付けされています。
そうすると地域の詳細な川の状況がわかるようになります。
これも氾濫注意水位以上だと川の色がそれに応じて色付けされます。
右側には氾濫注意水位以上が発表されている地域が表示されます。
基準観測所の欄の中の地域をクリックすると現状の川の水位が確認できます。
こんな感じで、川の状況を川別に確認することができます。
氾濫注意水位、避難判断水位、氾濫危険水位のそれぞれのボーダーラインを、
大雨の時は自分が住んでいる川を確認しておいてください。
自分の家の近くの川の情報
それで自分が住んでいる場所の川の確認方法は、
トップページに戻り、川の水位情報をクリックしてください。
日本地図が開きますので、自分が住んでいる地域まで拡大してください。
拡大すると左の赤丸の中にある青ピンみたいなのがあります。
これが基準水位観測所です。
これをクリックすると右側に表示されているタブが開きます。
タブが開いたら右側の赤丸で囲っている場所の、
河川横断図をクリックしてもらえると、
現状の水位や氾濫危険水位がどこなのかを確認できます。
また場所によって異なりますが、観測所にLIVEカメラが設置してある場所は、
現在の川の状況を映像でも確認することが可能です。
カメラを確認する場合は右側赤丸内の河川カメラをクリック
川に自ら確認しに行くと大変危険です。
LIVEカメラがある場合はこれを見て確認するようにしましょう。
氾濫危険水位のまとめ
洪水は非常に危険な災害です。
逃げ遅れれば助からない可能性がとても高い。
でも地震と違って、ある程度洪水は予報が可能になっています。
事前に起こることを予想できるなら対策はいくらでも立てれます。
いくらでも逃げることができます。
大切なのは情報を知って使うことです。
どうかみなさんの大切な人に伝えてあげてください。
知っていれば最悪の事態だけは避けれます。
以上、防災やってみたのこーちゃんでした。
ばいばいばーい