皆さんは新たな避難の方針としての分散避難はご存知ですか?
新型コロナと共存というフェーズに入りました。
そんな状況で災害が起きたときに気になるのが避難所の3密。
今回は分散避難とはについてや、
避難所の3密とその対策について触れて行きたいと思います。
目次
分散避難とは
ホントそうですよね。
コロナの感染状況は少し落ち着いてはいますが、まだ人ごみに行くのは気が引けますよね。
そんな状況で密集している避難所に行くなんて嫌だわ。。。と思うのはすごくわかります。
でもこの状況で大災害が起きて、人がたくさんいる避難所に、
避難しなければならない状況になってしまう可能性もゼロではありません。
そこで避難場所を1箇所に限定せず、
様々な避難先に分散して避難する方法が、3密を作りにくくするとして有効だとされています。
それが分散避難と言われる方法です。
分散避難先について
分散避難って要するに一箇所に集まらずに、
色々な場所に分かれて避難しましょうねってことです。
災害時に避難する学校や集会所などの避難所の他にも、
避難先の候補は様々な所があります。
親戚や友人の家
これはもちろん災害の危険性がない親戚の家や、友人の家の事です。
3密の回避や災害からも避難できるので避難先としては一番安全かもね。
いろんな場所に友人はつくっておいたほうがいいかもね。笑
ただそこまで安全に行けるかどうか次第だけど。
状況によってはいけない場合もあると思うけど、
避難経路を含めて事前に検討しておくといいかも。
水害や土砂災害の危険性を確認方法については以下の記事で解説しています。
車の中
車をお持ちの方は、車も分散避難先として有効です。
ただし、災害の危険性がない場所で停車する事が前提です。
川の近くや崖の近く、倒壊しそうな建物の近くでの車中泊は危険だと思っておいてください。
あとエコノミークラス症候群には気をつけてね。この予防は定期的な運動です。
地域によっては、避難所の広い安全なスペース(グラウンドとか空き地)に車を停車できる場合もあるから、
そこに停車して避難するのはアリです。
在宅避難
分散避難先として家も有効です。
ただ在宅の避難は、家の周りに災害のリスクがないことが前提です。
例えば、川が近くになく氾濫の危険性がない。
高台に住んでいるため、浸水被害の危険性がない。
近くに斜面がなく、土砂災害の危険性がない場合など。
地震などで家が倒壊しそうな場合も危険なので在宅避難はやめましょう。
在宅避難する場合は、防災セットや非常食が必要になります。
これらは事前に準備しておくのが非常に大事です。
災害はいつ起こるかわからないから。
非常食については以下の記事で解説しています。
避難の注意点
注意して欲しいのが、
災害の危険性があるのに避難しないという選択は絶対NGという事です。
土砂災害の危険性がある場所なのに、コロナが怖いから避難しない。
浸水の被害がある場所なのに、コロナが怖いから避難しない。
川が氾濫しそうだけど、コロナが怖いから避難しない。
という事は絶対ダメという事です。
これらの災害は避難のタイミングを失うと命を落とす危険性があります。
新型コロナはもちろん怖い感染症です。感染しないために人ごみに行くのはなるべく避けるべきです。
ですが、水害や土砂災害は即座に避難しなければなりません。
躊躇してる間にこの世とはおさらばです。
だから覚えておいて欲しいのは、命の危険を感じたら躊躇せずに避難すべきという事です。
ここだけは勘違いしてはいけないポイントです。
避難するタイミング
気象庁が発表している警戒レベルを参考にしてください。
警戒レベルは災害の状況と市民が取るべき行動を示した情報です。
具体的には警戒レベル3の段階で避難準備と避難開始をしてください。
警戒レベル4になったら即避難するレベルです。
土砂災害や氾濫危険情報が発令している状況なので、すぐ避難してください。
もちろん周りの状況に応じて、避難を開始してください。
川が近くにある人は、氾濫の危険性がある場合は早めの避難を。
崖が近くにある人は、土砂災害の危険性がある場合は早めの避難を。
やばいなって感じた直感も実は大事です。
警戒レベルについては以下の記事でわかりやすく解説しています。
避難所での3密対策
分散避難ができず、避難所へ行くしか方法がない場合も当然あります。
そんなときにやはり気になるのが、避難所の3密によるコロナへの感染。
自治体がこの3密に対してどんな対策を現状とっているかについてや、
僕たちがすべき避難所での新型コロナ対策について解説します。
間仕切りによる密接回避
愛知県豊橋市では避難所にダンボールの間仕切りを活用することを検討しています。
大きさは四方270cm、高さ110cmの間仕切りでプライベートもある程度確保でき、
人との距離をとる事ができます。
間仕切りがあることによって、人からの飛沫感染を防ぐ事ができます。
各自治体でも段ボールの間仕切りは取り入れられてきていて、
早く全国的に普及してくれることを願います。
避難所では間仕切りの他に、段ボールベッドが感染症に感染するリスクを下げます。
人から落ちた飛沫は床にほこりなどと一緒に残っています。
人が動いたり、歩いたりすると飛沫が舞い上がります。
床に寝ている場合、舞い上がった飛沫を吸い込んでしまうリスクがあるのです。
これも覚えていてください。
必要になった時のために作り方をシェアしときます。非常に簡単です。
運動場などの屋外での避難による密集・密閉回避
愛知県豊明市では学校などの運動場でのテントや自家車での避難を認めるとしています。
つまり、屋外での避難となるので密集、密接、密閉の3密を回避する事ができます。
ただ、屋外ですので天候に左右されます。夏であればとても暑いし、冬であればとても寒い。
車での避難であれば天候の心配はありませんが、テントでは厳しい状況が想像できます。
このように避難所としても3密の対策は重要と考えて、対策をとっています。
では僕らは避難所ではどのような対策を行えばいいのか。
手の消毒を徹底的に行う
僕らが一番意識しなければならないことは、感染を広めない事です。
そのために、マスクは必ず着用して手の消毒を徹底することが必要です。
避難所は不特定多数の人が多くいる場所です。
沢山の人が同じところを触る可能性があります。
例えば、ドアノブや手すり、ボタンなど共有のものが多くあるので、
ここが感染源になってしまうこともあるのです。
だから感染を広めないために、こまめの消毒が必要なのです。
消毒をするタイミングは触る前と触った後に消毒するのがいいかと思います。
分散避難とは まとめ
新型コロナによって、災害が複数同時に起こる状況になってしまっています。
これを複合災害と言います。
分散避難はそんな複合災害に対応した避難方法です。
今後、日本は台風や豪雨の季節に入っていきます。
水害や土砂災害など複合災害が頻発する時期なので、
分散避難についてはシッカリ頭に入れておいてね。
複合災害については以下の記事で詳しく解説しています。
新型コロナウイルスに関しての難しい用語が多くてわかんない!って方向けに、
以下に記事で症状・予防方法・治療・現在の状況などについてわかりやすくまとめてます。
この記事を見ればコロナについての情報が一気にわかるようになります。
こちらもご覧ください。
以上、防災をやってみたのこーちゃんでした。
ばいばいばーい