バックウォーター現象とは?水の渋滞により河川が氾濫する
バックウォーター現象とは

 

バックウォーター現象とは何かご存知でしょうか?

この現象は下流の水位が上昇したことにより、

上流側の水流が行き場を失うことで逆流してしまい、

河川の氾濫を引き起こす危険な現象です。

 

西日本豪雨や台風19号などでは実際に発生し、大量の大雨が降ると起こる可能性があります。

今回はバックウォーター現象とはについてや、

バックウォーターから身を守る対策について触れていきたいと思います。

目次

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バックウォータ現象とは

バックウォーター現象とは

バックウォーター現象とは

 

読者様
バックウォーター現象?何それ危ないのかしら?

 

そうなんです、認知度は低いかもしれませんが、

バックウォーター現象は河川の氾濫の原因になり得る危険な現象なのです。

≪バックウォーター≫ つまり日本語訳で≪水が戻る≫現象という意味です。 (そのまま

この事象について、わかりやすく解説していきます。

 

バックウォーター現象の仕組み

では、バックウォーター現象はどうして起こるのか。

なぜ水が戻ってしまうのかという原理について解説していきます。

まずは、わかりやすくまとめられている下記の映像をご覧下さい。

これは平成30年7月の西日本豪雨で実際に起きたバックウォーター現象の事例です。

映像からもわかるように、下流の水位が上昇することにより、

上流の水が下流に流れなくなって、逆流してしまうのが原因なんだ。

イメージ的には水が渋滞する感じかな。

 

そんで水が逆流する事により、支川の合流地点などでは水位が上昇し、

河川の横から決壊して氾濫が起きてしまうのが氾濫の要因です。

 

バックウォーター現象が起こる場所

本流の河川と支流の河川が合流する部分は、

水位の上昇によりバックウォーター現象が起こる可能性があります。

また本流の川幅が狭まる場所でも、

下流で水の渋滞が起こりバックウォーター現象が起こる場合があります。

 

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バックウォーター現象の対策

バックウォーター現象 対策

バックウォーター現象 対策

 

とても怖い現象ってわかったところで、バックウォーター現象の対策はどうすればいいの?

ってところが気になるポイントですよね。

正直バックウォーター現象自体を対策するのは個人レベルだと難しいです。

逆流しないように河川の工事とかそこらへんの大規模な対策が必要になるので、

国や県が動かないと対策は厳しいです。

 

だから僕たちはバックウォーター現象が起こることによって起こる、

氾濫に対する対策を取るのが得策です。

 

氾濫する前に逃げる

これは覚えておいてほしいのですが、氾濫は起きてしまってからでは逃げれません

あっという間にあたりは浸水して動けなくなります。

人間はたった50cmの浸水深で動くことが困難になります。

 

下の画像の情報は国土交通省からの実験データを引用したものです。

浸水深 歩行

引用:国土交通省川の防災,浸水深と避難行動について

たかが50cmですが、侮れば避難できず命にかかわります。

だから氾濫が起こる前に、危険を予測して事前に逃げる事が最大の対策なのです。

氾濫の対策
とにかく氾濫する前に逃げることが大事

洪水ハザードマップの確認

読者様
そんなこと言われても逃げるのも面倒だわ。みんな逃げてないし大丈夫でしょ。

こんな風に思っている方もまだまだ多いと思いますが、

ホントそれが命取りになります。

 

これから洪水ハザードマップをご紹介しますが、

皆さんも自分の家の回りが洪水によって浸水する箇所ではないか確認してください。

もし洪水によって浸水する場所になっている場合、逃げないという選択は捨ててください。

この洪水ハザードマップの精度自体はかなり高い精度で作成されています。(国土交通省すごい

つまり浸水エリアに指定されていれば浸水する可能性が高いと言えます。

 

武蔵小杉駅周辺の洪水ハザードマップ

武蔵小杉駅 洪水

武蔵小杉駅 洪水

上の画像は神奈川県武蔵小杉駅の周辺の洪水ハザードマップになります。

下にリンク貼っときます。

 

台風19号により浸水被害が話題となりましたよね。

この武蔵小杉の浸水もバックウォーター現象による氾濫が原因とされています。

画像を見ていただけるとわかるように、一面赤で塗りつぶされています。

つまり事前にここで洪水が起こる可能性があることを知ることができたのです。

 

洪水が起こる場所に住んでいると分かっていれば、

大雨の時に取るべき行動が変わってくると思います。

僕たちは災害に巻き込まれないと思っている節がどこかにあります。

危機意識が少ないんですよね。

皆さんも必ず自分の住んでいる箇所の洪水の危険性の有無を調べておいてください。

 

水害から身を守るために確認すべき情報

具体的に水害から身を守るためには以下の情報を確認しておく必要があります。

警戒レベル、指定河川洪水予報、土砂災害警戒情報

難しい言葉だらけですが、どれも命に関わる情報です。

事前に確認し、事前に避難するために必要な情報です。

 

また避難する際は防災セットを装備して避難してくださいね。

もっていない方はこれを機に購入しておいてください。


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これらについては以下の記事で確認方法などをわかりやすく解説しています。

川沿いに住んでいる方、崖のそばに住んでいる方は必ず見ておいてください。

避難するタイミングを見誤ると命を落としかねないのが水害の怖さです。

 

水害は判断ミスで命を落としかねないという事です。

逆に言えば、適切な判断ができれば、事前に避難でき助かる可能性がある災害です。

 

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バックウォーター現象とは まとめ

水の災害はあらかじめ災害が起こる箇所を予測してあります。

地震や台風と違って事前に対策できるのです。

ほんの少しの危機意識が命を助けます。

だから面倒でも確認してもらえると、もしものときに役に立ちます。

防災は小さい事の積み重ねで、大きな災害に立ち向かえる武器になるのですよ。

 

以上、防災をやってみたのこーちゃんでした。

ばいばいばーい

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