火災の対策とは?あなたは火災時に適切な対処ができますか?
火災の対策

 

皆さんは火災の対策は準備できてますか?

先日の沖縄県の首里城の火災、日本にとって大きな宝が損失してしまいました。

白川郷でも火災があり、火の災害が続いています。

火災は一瞬ですべてを無に返します。

大切な物、時には大切な人すらも飲み込む恐ろしい災害の一つです。

だからキチンと火災に対する対策を知っておかなければなりません。

 

今回は日常でできる火災対策とは、

もし火災に遭遇してしまった時の対策などについて触れてきたいと思います。

目次

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火災の対策とは

火災の対策とは

火災の対策とは

 

読者様
火災の対策ってどうすればいいの?ねぇ早く教えて!!??怖いわ!!

おっと、気持ちはわかりますが落ち着いてください。 (あんたが怖い

 

まず火災の対策をするには、

火災がどういう状況で起こるのかについてや、

火災の原因について知っておかなければ対策は立てられません。

 

火災の原因

今から火災の原因に繋がる二つのデータを記載します。

下記のデータは消防庁より引用したデータになります。

1つめのデータは平成27年の住宅火災での発火源別の死者数のデータです。

火災の原因

出典:総務省消防庁,2.火災による死者の状況

このデータはあくまで死者を伴う火災による内訳ですので、

火災全体の原因ではありません。

とはいえ、データであるようにこれらは火災の原因に大きく繋がります。

 

そしてこの発火源から最初に火が移った物の内訳が下記になります。

火災の原因2

出典:総務省消防庁,2.火災による死者の状況

 

この二つのデータから興味深い事がわかります。

直接的な火による火災が上位を占めてはおらず、

タバコやストーブ、電気器具といった間接的な火や熱による火災が上位を占めいている点です。

つまり、「これくらいなら心配はいらないだろう」「そもそもこれで火事は起きないだろう」など

こういった火災に対する認識の甘さが火事に繋がっていると言うところが見えてきます。

 

これを裏付けるように2枚目の画像では、

発火源が最初に燃え移ったものは寝具であるとデータで出ています。

これは状況から察するに、布団の上でタバコを吸っていて火種が寝具に落ちて発火。

ストーブを寝る場所の近くで使っていて、寝具や衣類などに触れていた事が原因で発火。

こういった事例がほとんどです。

火災の原因
住宅で起きる火災の4分の1以上は人間の不注意で起きている

 

今すぐできる火災の対策

では火災の原因が人間の不注意が大きく関わっているという事がわかったら、

次は具体的な火災の対策について解説します。

 

火災対策1 タバコは外で

住宅火災の原因1位であるタバコ。

喫煙者の皆さん、布団の上でのタバコはやめましょう。

まぁ当たり前と言えば当たり前なのですが、

なるべく火がつかないような場所で吸う事が大切です。

 

これだけで防げる火災が多くあります。

めんどくさい事だとは重々承知ですが、

自分の命や家族と天秤にかければ答えは自ずと出るはずです。

 

火災対策2 ストーブ類の回りには何も置かない

住宅火災の原因2位であるストーブ。

寒くなってくると、石油ストーブや電気ストーブを使う頻度が高くなります。

今の時期から使いたくなりますよね。要注意です。

ポイントはストーブの回りに何も置かない事です。

 

発火源となるストーブから寝具や衣服などが長時間接触することにより、

発火し火災へと繋がります。

暖かいからストーブを近づけたいのはわかりますが、

寝具から必ず離れたところに起き、周りには何も置かないことを徹底してください。

特にお子さんがいる家庭では、子供の部屋などのストーブには注意です。

 

火災対策3 コンロの消し忘れに注意

住宅火災ではコンロによる火災も多くあります。

ポイントはコンロから離れない事です。

一番多くあるケースは、コンロを消し忘れた事による引火が多くを占めます。

このため、必ず調理中はコンロから離れないことを心がけてください。

あとは当たり前ですが、コンロ周りに燃えやすいものは置かないようにしましょう。

また、キッチンには消化器を置いておくようにしてください。



この消化器は油による火災や、ストーブによる火災、電気による火災に適応しており、

住宅で起きる火災の多くをカバーできる物となります。

一家に一台、万が一のことを考えると買っておくのがベストだと思います。

 

火災対策4 地震による停電時はブレーカをOFFに

これは通電火災を防ぐために必ず行ってください。

通電火災は停電が復旧したあとに起こる火災です。

阪神淡路大震災では火災の約6割が通電火災によるものとされています。

地震で物が散乱した状態でストーブの電源が停電の復旧とともにONになり、

ストーブに触れているものから発火、電源ケーブルの破損により復電時に発火など。

 

なので、大地震の際に家から離れる場合は必ずブレーカーをOFFにして、

復電しても家の中の電源が勝手に上がらない用にする必要があるのです。

 

通電火災について詳しくは以下記事で解説してます。

 

他にも火災の対策は色々ありますが、

火災の原因を取り除く基本的な対策は上記のものですので、

日々注意して生活してみてください。

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火災時の対処とは

火災時の対処

火災時の対処

 

火災についての対策が少しわかった所で、

これをご覧のあなたに質問があります。

 

もし、火事が起きたとき、あなたはどう動きますか?

 

多くの方が消防車をまず呼ぼうとするかと思います。

では、消防車の呼び方ってご存知でしょうか?

 

消防車を呼ぶ手順

消防に実際に電話を掛けたことがある方は少ないかと思いますので、

簡単に消防車を呼ぶ手順を解説していきます。

 

1.まずは119】をダイヤルする。

2.[火事か救急車か] を聞かれるので【火事】と答える。

3.[場所]を聞かれるので、速やかに【住所】を答える。

※わからない場合は近くの目立つ目印になるものや、交差点や橋の名前などを探す。

4.[何が燃えているのか]を聞かれるので、燃えている対象を答える。

5.[どこがどのくらい燃えていているのか] を聞かれるので、【火災の状況】を伝える。

6.[けが人や逃げ遅れた人はいるか]を聞かれるので、【人の被害状況】を伝える。

7.[通報者の名前と連絡先]を聞かれるので、【自分の連絡先】を伝える。

 

これが消防車を呼ぶ手順となります。

いざという時のために覚えておいて損はありません。

初期消火について

火事が起きた際に、

外に出たら、必ず大きな声で【火事だ!!】と叫んでください。

近隣の住民に知らせる一番効果的な呼びかけになります。

これは偶然火事に遭遇してしまった場合にも使えますので覚えておいてください。

 

火災関連

別記事で解説していますが、

地震などで複数箇所の大規模な火災が起きる場合、

火災旋風と呼ばれる炎の竜巻が発生します。

 

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火災の対策まとめ

火災は非常に危険な災害です。

何もかもがなくなります。

人も物も思い出すらもすべてを。

 

だから僕たちは日頃から火災の対策をしておかなければなりません。

自分だけでなく、他人を巻き込まないためにも。

首里城や白川郷の火災も、もしかしたら防げたかもしれません。

そうやって悔やむことがないように日頃から対策しましょうね。

この記事が少しでも、あなたの火災に対する意識を変える手助けになれば幸いです。

 

 


 

以上、防災やってみたのこーちゃんでした。

ばいばいばーい

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