皆さんは火球とは何かご存知でしょうか?
※お化けの火の玉ではございませんよ。
火球とは夜空に流れる火の玉といったところでしょうか。
流れ星と何が違うの?と思われる方も多いかと思います。
流れ星も火球も厳密には同じ物体です。
ただ1つ、流れ星と火球の違いは明るさにあります。
今回はそんな火球とはについてや、
火球と流れ星の違いについて触れていきたいと思います。
目次
火球とは
って方もいるかと思いますので、火球とはについて説明していきます。
火球の正体
結論から言ってしまうと、火球の正体は流れ星なんです。
火球(かきゅう、fireball)とは、一般に-3〜-4等級よりも明るい流星の事である。火玉(ひだま)とも言われる。
引用:Wikipedia,火球
流れ星とは宇宙空間に分布する固体の微粒子=宇宙塵
これが地球の重力に引きつけられ落ちてくる現象です。
流れ星については下記記事で解説してます。
まぁ実際の火球の映像を見てみるのが手っ取り早いでしょう。
これは2017/11/21日の日本で確認された火球の映像です。
ご覧の通り、一見流れ星のように見えますが、
非常に明るく光っております。
こんなのが夜空に見えたら興奮しそうです。(おい
実際は僕も見たことないんですよね。
見てる方は羨ましい。持っているかた画像ください。(泣
火球と流れ星の違い
では流れ星と火球は何が違うの?ってところを解説します。
冒頭でも述べた通り、明るさによって流れ星か火球かに判断されます。
つまり、一定の暗さであれば流れ星、一定の明るさであれば火球に分類されるって感じです。
一般的な流れ星の明るは1等級もしくは0等級程度です。
一方火球に関しては-3等級~-4等級程度といわれ非常に明るいです。
稀に-4等級以上になる場合もあるみたいです。
「等級とか言われてもよくわかんねぇよ」
確かに僕もそう思っています。
日本人ってやたら言葉を難しくするんですよね。
もっとシンプルにすればいいのに(ただの愚痴
話を戻しましょう、
等級の分かりやすい例で言うと、惑星の金星が最大-4.7等級の明るさになるので、
金星の明るさを火球の目安にしてみるといいかもしれません。
引用:月光天文台,夜空-2019
補足までに、太陽は太陽は-26.7等級、月は-12.7等級です。
ちなみに等級は1等級変わるごとに明るさに2.512倍の差があります。
つまり一般的な流れ星と火球では明るさに約100倍もの違いがあると言うことです。
ここが流れ星と火球の違いの最大のポイントです。
火球の色について
火球を見たことがある人はわかると思うんだけど、 (僕はないけど
火球って色づいて発光しているんですよ。
これはどういうことかというと、
流れ星がどういう物質で作られているかによって、
発光する色が変わってくるんです。
流れ星を構成する物質は下記です。
化学的組成は、ケイ素(ケイ酸塩)や炭素(グラファイト)が多く、他に鉄やマグネシウムなどの重元素も存在する。それらが氷と混じっていたり、覆われていたりする。
引用:Wikipedia,流星
例えば、マグネシウムなら緑、酸素なら緑、窒素なら赤などの色が見えることがあります。
引用:国立天文台,質問5-1)私が見たものは流れ星だったのでしょうか?
これを知っておけばドヤれます。
「緑に光ったからあればマグネシウムで構成された流星だな(キリッ」って。
そんな感じで、火球は大きいために発光している色まで観察できる。
火球を見かけた際は色にも注目してみると面白いかもしれません。
飛行機である可能性
ここで火球と勘違いしてしまう例を取り上げます。
ある特定の条件下で火球に見えてしまうものがあるのです。
それが飛行機です。
上の画像ってパッと見たら火球に見えますが、これは飛行機なのです。
そして特定の条件とは「晴れた夕方」にあります。
いずれにしても、晴れた日の夕方西の空に(明け方の東の空にも見える)火を噴きながら
落下していくように見える飛行物体は、99%飛行機であると行って過言ではありません。
特徴は、「30秒~数分にわたって見える」「先端に黒い部分がある」「先端が短時間光る」
「途中で方向を変える」などです。引用:日本火球ネットワーク,夕方西の空に見られる飛行現象について
勘違いしないためには、晴れた夕方の西の空に見える場合と、
数分間見える場合は飛行機だと疑った方がいいです。
上の動画にあるように火球は流れ星と同様に一瞬で過ぎ去ります。
火球の情報が気になる方は火球掲示板があるので
覗いて投稿してみるといいですね。
流星痕について
火球が過ぎ去った場所に稀に流星痕と言われる、
筋状の跡が残る場合があります。
数秒から数十分漂っている場合がある。
これは要は流れ星の残骸です。
儚くて美しいですね。(ただの感想
ここで一つ僕のおすすめの流星痕の動画をご紹介します。
ペルセウス座流星群のときに出現した火球と流星群の映像です。
刹那の中に華やかさと儚さがありますね。ホント宇宙は綺麗です。
火球とは まとめ
日本では数日に1回程度の頻度で火球は見られています。
夜空を見上げた際に、火球を探してみてはいかがでしょうか。
火球は夜空がパッと明るくなるので、
間違っても慌てないように、火球があることを覚えておいてね。
以上、防災をやったみたのこ-ちゃんでした。
ばいばいばーい